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第6回『織田信長文書』を読み解く 

文書となると、やはり外交文書が一番の好物になります。

今回の題は、小牧山移転と上杉輝虎との交渉。後者の話に目がいきます(笑)。
織田信長の文書ではなく、上杉輝虎(謙信)の書状から。
永禄七年七月二日付河上伊豆守・同中務少補宛上杉輝虎書状
「本文省略
 追而織田信長江為音信使僧差遣候、路次中無相違様馳走頼入候、以上
宛名の河上伊豆守らは飛騨の大名恵麻輝盛の家臣です。
ちなみに本文は以前の事での礼を述べています。
この文章から分かることは、上杉と織田との連絡路として飛騨が選ばれていることです。
永禄七年(1564)では、まだ三国同盟が健在ですから南はすべて敵、西も越中影響力を及ぼしているもののゴタゴタしています。となると、勢力範囲の東越中から飛騨、美濃へと抜ける道が一番になります。逆に、信長は美濃とは戦争中なので友好関係の武田氏の信濃を通っていたのかな、とも思います。
使者がどのような道を通ったかを考えると、当時の道の物理的状況だけでなく政治的状況も見えてきて楽しいものです。
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2016.12.27 Tue 00:02
カテゴリ: 講座・講演
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