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第57回『信長公記』を読み解く 

さて、今回で武田討伐関連が終わります。

今回の講座で気になったのは、武田家から降った人物たちへの信長の対応です。

まず武田討伐の口火となった木曽義政。
義政は信長との目通りの際に馬二頭を進上していますが、信長はこれに対して、腰物や工芸品など、黄金百枚を与え、さらに新知行として二郡を加増しています。また義政を見送ってもいます。

次に武田一族ながら生き延びた穴山信君。
信君も馬を進上しており、信長は脇差やこう下品、小刀などを与え、所領安堵としています。

最後は松尾城主の小笠原信嶺。
こちらも馬を進上しています。これは信長は、所領安堵としながらも褒美なしの忠節を誉めるだけで終わっています。

こうみると、木曽義政に対する信長の厚遇がわかります。
武田家側からは裏切り者でしかありませんが、主家の衰亡から見事に逃れ、さらに新知二郡を得るところは義政の処世術のうまさだと思います。なにせ相手は信長ですからね。信長が見送りにでていることからも、その裏切り行為に対して忌避感がないことも分かります。
武田討伐の際以外には大きく名前があがることのない木曽義政ですが、なかなか興味深い人物であると思います。
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テーマ: 物書きのひとりごと
ジャンル: 小説・文学

2014.04.05 Sat 19:56
カテゴリ: 講座・講演
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