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第52回『信長公記』を読み解く 

さて今回の講座は、鳥取城の開城と大和の城割・差出検地についてです。

検地には二種類あります。
竿入と差出です。
竿入は上の者が実際に田畑の計測を行って課税台帳を作るのに対し、差出とは下の者が自己申告によって課税台帳を作成します。
以前は、自己申告ならそんなに問題じゃないのに、と思っていました。自己申告ならば誤魔化しがきく、と。
しかし、よくよく考えるととても危険な話です。
なにせ相手は織田信長です。自己申告=自己責任です。
隠蔽・欺瞞が発覚したともなれば、どのような運命が待つのかは明白。
しかも自己申告であるだけに計算違いも許されません。竿入ならば計算違いは執行者側の問題ですから。
しかし、自己申告だと、計算違いも報告者側の責任。隠蔽などの故意ほどではないにしろ厳罰は避けられないことは明らか。
差出検地とはいえ、大和の多くの寺社が必死に計測して申告したであろうことは想像できます。

実際、今回の講座の史料である興福寺などは悲鳴をあげています。

またこの検地において、石高と貫高の換算レートができたようで(織田両国全体か大和一国かは前者か、銭1貫が米2石とされています(『大乗院本帳』)他には、麦1石が米0.75石、油1石が米1石です。
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テーマ: 物書きのひとりごと
ジャンル: 小説・文学

2013.10.29 Tue 00:38
カテゴリ: 講座・講演
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