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第55回『信長公記』を読み解く 

今回は甲州陣②ということで武田軍総崩れの話でした。

一番気になったというかホロリときた点は、この総崩れについてではなくずっとあとの話です。
武田攻めの総大将は織田信長の嫡男信忠ですが、この信忠には信玄娘の松姫という婚約者がいました。武田家と織田家の手切れで破断となりましたが、松姫は誰にも嫁ぐことなく、武田家の滅亡後、関東に逃れて尼さんになります。
江戸時代になり、幕府は大名家などに命じて家史をまとめます。
寛政重修諸家譜というものです。
その中の信忠の項目の最後に、
室は武田大膳大夫晴信入道信玄が女』とあるのです。
婚約はしていましたが、松姫が信忠に嫁いだ事実はないわけで。なぜこのような記述になったのか、これは武田家を尊敬する徳川家の粋な配慮ではないかとのお話に少しホロリときたわけです。

また一方で織田家側が、武田家との偽りの婚姻関係を書くことで徳川家の歓心を買おうとしたのではないか、との邪推もしてしまいます(笑)。
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テーマ: 物書きのひとりごと
ジャンル: 小説・文学

2014.01.27 Mon 20:39
カテゴリ: 講座・講演
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